第1回JAMBIO国際シンポジウム
2013年2月25−26日に筑波大学東京キャンパスにて、国内外から74名の研究者が集まり、第1回JAMBIO国際シンポジウムが開催されました。
本シンポジウムではイタリア、フランス、アメリカ、ドイツ、ノルウェーから5名、国内から12名の研究者を招待し、「細胞と進化」をテーマに海洋生物を対象にした最新の研究成果が発表され、参加した研究者間で活発な意見交換がなされました。
「細胞」をテーマとした2つのセッションでは繊毛、受精、細胞分裂といった生物に普遍的に見られる構造や現象の解明における海洋生物研究の重要性が示されました。「進化」をテーマとした3つのセッションでは、魚類やサンゴといったよく知られたものから、珍渦虫やギボシムシといったマイナーなものまで、幅広い生物種を対象とした研究発表が行われました。
25日夜には文京シビックセンタースカイホールにて懇親会が行われ、26階からの夜景を楽しみながら、参加者が交流を深めました。 シンポジウム終了後には、海外招待講演者を含め一部の参加者は、筑波大学下田臨海実験センターや東京大学大学院理学系研究科附属三崎臨海実験所を訪問し施設見学をするとともに、活発な議論や共同研究に関するディスカッションを行いました。
第2回JAMBIO国際シンポジウムは「生態と環境」をテーマに、2015年に開催予定です。