1979年牛窓に、本実験所は移転してきた。2011年からは、研究指導に力を注ぐ研究直結型の教育関係共同利用拠点 Ushimado Marine Institute として活動している。2021年からは、「多様な生物・戦略による研究直結型教育のグローバル共同利用拠点」として発展を図っている。2023年には岡山大学の拠点形成支援事業の唯一のグランドスラム(次世代研究、カーボンニュートラル、国際研究)となっている。
100名近くの宿泊にも対応した施設では、内海に加え魚種数日本トップの河川のリソース、さらに脊椎動物全綱のモデル生物を用いた飼育実験が可能である。㍍級の魚まで様々な環境で維持している。また、テレメトリー、行動実験、多光子励起レーザ走査型顕微鏡など新学術領域研究「先端バイオイメージング支援」事業からの設備、ゲノム編集など小型魚類の遺伝子改変、第三世代シーケンサーといったフィールド~個体~細胞/分子レベルの連関解析のための環境を整えている。50分で行けるメインキャンパスの設備も利用している。2025年には初『ゼロ・エネルギー・ビル』となる。これらにより、主に環境適応や生殖/性行動の統合的な研究教育を行っている。年間、延べ1万人近い利用がある。ロスコフ生物学研究所/ソルボンヌ大学や、本実験所が中心のハワイ大との大学間協定、さらに「アジア初の持続可能な開発のための研究と教育の取組を推進することを目的とするユネスコチェア」副チェア等を背景に、グローバル化を進めている。

岡山大学理学部附属牛窓臨海実験所

岡山大学理学部附属牛窓臨海実験所(UMI)

住所 : 〒701-4303 岡山県瀬戸内市牛窓町鹿忍130-17
E-mail: ryu@uml.okayama-u.ac.jp
HP   :   http://www.science.okayama-u.ac.jp/~rinkai/ushi.htm