1924年(大正13年)、東北帝国大学理学部附属浅虫臨海実験所として設立された。
2005年(平成17年)に生命科学研究科附属となり、2010年(平成22年)に現在の「浅虫海洋生物学教育研究センター」に改称された。
年間延べ2500人ほどの研究者と学生が利用する。敷地内には、教育研究棟、生物飼育施設、宿泊棟(40名収容)、長期滞在者用宿舎(3室)を有し、2隻の船舶を有する。
これまでシロナマコの生理学(畑井新喜司)、ホタテガイ産卵誘発法の開発(山本護太郎)、ミズクラゲの生活史の研究(平井越郎、柿沼好子)、浮遊珪藻の研究(小久保清治)、ウニ卵の受精におけるヤヌスグリーン顆粒の発見(元村勲)、ホヤの産卵の仕組みの研究(沼宮内隆晴)などが行われ、現在は、ホヤ・ウニ・クラゲ等の海産無脊椎動物を用いた発生生物学、比較発生学、細胞生物学、および海洋群集生態学、巻貝の系統分類学に関する研究が行われている。2011年(平成23年)からは文部科学省「教育関係共同利用拠点」に認定され、他大学による施設利用、国際臨海実習の開催など、海洋生物学の教育研究とその普及に努めている。
東北大学大学院生命科学研究科附属浅虫海洋生物学教育研究センター
〒039-3501 青森県青森市浅虫坂本9番地 E-mail:asamushi@grp.tohoku.ac.jp HP:http://www.biology.tohoku.ac.jp/lab-www/asamushi/index.html