1958年に金沢大学理学部附属能登臨海実験所として発足した。1967年に改築し、総床面積267.04 m2の実験棟が完成した。さらに1994年には、宿泊棟および研究棟の外装と内装の大改修を行った。

当施設は、2002年に施設のセンター化により、自然計測応用研究センターに所属することになった。その後、2007年に3領域8部門から構成される環日本海域環境研究センターに変更され、現在、当施設は海洋環境領域に所属している。なお、2012年に当施設は文部科学省教育関連共同利用拠点に認定され、さらに2016年に当センターは文部科学省共同利用・共同研究拠点に認定された。当施設には研究棟(2棟)があり、臨海実習以外に外来の研究者にも開放している。自大学の学生や他大学の学生のため、脊椎動物や無脊椎動物の環境生物学、発生学、生理学、生化学、系統学などに関する臨海実習を提供している。宿泊設備もあり、30名の宿泊が可能である。屋内には中型の温度調節可能な水槽が4基あり、海洋生物を飼育可能である。4.9t及び1tの船舶があり、船を使ったフィールドワークも実施できる。

金沢大学環日本海域環境研究センター海洋環境領域臨海実験施設

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