14. 三重大学大学院生物資源学研究科附属 紀伊・黒潮生命地域フィールドサイエンスセンター附帯施設水産実験所

• 1974年（昭和49年）三重県立大学の国立移管に伴って、三重大学水産学部附属水産実験所が開設された（現在の志摩市浜島町浜島）
• 1978年（昭和53年）英虞湾内の座賀島に移転（現在の志摩市志摩町和具）
• 2002年（平成14年）附属農場、附属演習林、附属水産実験所が改組統合され、生物資源学部附属紀伊・黒潮生命地域フィールドサイエンスセンターが発足、各施設は本センターの附帯施設となる
• 2006年（平成18年）大学院大学化により、三重大学大学院生物資源学研究科附属紀伊・黒潮生命地域フィールドサイエンスセンター附帯施設水産実験所となる
• 2021年（令和3年）鳥羽市小浜町に新築移転

水産実験所は、豊かな生態系を有する伊勢湾口部に位置し、藻類やベントス、魚類等様々な海洋生物を対象とした学部学生や大学院生の実習や研究、教員の研究等で利用されている。本館には、学生実験室や分析室、測定室、機器室、資料室兼会議室を備える。また、ろ過海水が常時使用可能な飼育室、培養室があり、飼育実験に活用されている。また、近くの旧小浜小学校内には宿泊施設を有する（定員36名）。隣接する小浜漁港には小型の調査船「さんすい」を係留し、実習や研究で活用されている。

水産実験所では、鳥羽周辺海域で盛んな海女漁業を支援するためのアワビやマナマコ等の生態や漁業管理に関する研究、地域ブランドのサワラ、イセエビの資源生態学的研究、スマート水産業や水産ビックデータ、海洋環境に関する研究、ブルーカーボン関連研究等様々な研究が実施されている。また、海洋教育の拠点として県内外の児童・生徒を対象とした海洋教育プログラムの構築・実施を行っている。

〒517‒0015 三重県鳥羽市小浜町641-9
E‒mail: frlmstaff@bio.mie‒u.ac.jp
HP: https://www.frl.bio.mie-u.ac.jp/