1944年(昭和19年)、現在の福岡市西区宮浦に、九州帝国大学農学部附属水産実験所として発足した。1953年、西日本水害により建物の多くが倒壊したが、翌1954年、現在の福津市津屋崎町に再建された。2000年、大学院重点化に伴い、農学部附属から大学院生物資源環境科学府附属に位置づけられた。

年間延べ6,000人を越える学内外の研究者、学生、生徒が利用する。敷地内には、本館、大型飼育棟、屋外水槽棟、アクアトロン棟、応用力学研究所共用棟を有する。本館内の宿泊階には、最大25名の研究者・学生の長・短期の宿泊が可能である。毎時50トン以上の砂濾過海水の供給が可能で、20トン水槽2基、3トン水槽20基のコンクリート水槽の他、大型飼育棟とアクアトロン棟内では利用者が水槽を自由に配置・使用できる。アクアトロン棟では、令和2年より、遺伝子組換え魚介類の飼育に対応したP1A飼育室(120㎡)が利用可能となる。2隻の調査実習船、わかすぎ(13トン、25名)、だんりゅう(2.2トン、5名)を有する。3名の教員が、それぞれ異なった研究分野・手法で活動しており、様々な施設利用ニーズに対応が可能である。

現在は、棘皮動物・頭索類の産卵誘発ホルモンの研究、野外調査に基づく淡水魚潜在分布予測モデルの開発、環境DNA分析法による水棲動物の分布解析、貝類の分子発生学的研究などの基礎研究と共に、水産無脊椎動物の養殖技術開発も行われている。

 

九州大学大学院生物資源環境科学府附属水産実験所

〒811-3304 福岡県福津市津屋崎4-46-24
Mail: yosikuni@agr.kyushu-u.ac.jp
HP : http://www.agr.kyushu-u.ac.jp/lab/jikkensho/home.html